音楽の錬金術師~MusicAlchemist~

音楽を仕事にする!音楽で稼ぐ方法や業界の話や仕事としてのとらえ方を独断と偏見と稼いだ経験から伝えます。

時給換算をしていないですか?

時給換算をやめよう。

 

 

 

「どれくらいの時間をかければいいですか? 

 

 


初心者の皆様には必ずわくこの疑問。
この質問どの業界にいても必ずあります。

 


このご時世、副業といえどやはりなかなか時間ってかけたくないですから。時給に換算するとどれくらいだろう?と考えちゃいます。

 

 


音楽で仕事をしていく(に限らず)上で
よくある失敗パターンの考え方の1つとして時給換算があります。


まず音楽や芸術を換金するなと言う考え方は置いておいて。

 

 

 


時と場合によっては時給換算は必要な考え方なのですが
大体の方が陥りやすい失敗する考え方がありますからご紹介いたします。

 


音楽で報酬を得るといっても様々な形がありますが
なぜ時給換算で考えるのがよくないかと言いますと


まず第一に時給換算と言うのはあくまでも
労働力に対して対価を得る考え方だからです。

なにそれ当たり前じゃない?という答えが返ってきそうですが。

 

 

 

 

そもそも芸術の職業は正解がありません。
何時間練習に費やそうが
準備に時間をとろうが
どれだけ演奏が上手であろうが
報酬を払ってくれる方の価値の感じ方に委ねるからです。

 

 


もちろん相場はありますが
レッスンやCD等の金額の固定があるもの以外は
毎回一定の報酬を得られるわけではないからです。

 


もちろんこちらから金額交渉することもあるでしょうが
毎回それが通るわけではありません。
払ってくれる方にも予算の都合がありますし
ライブであれば集客具合にもよりますよね。

 

 

 

つまり自分の一存では価値が決められない
最終決定が変動するものに対して
時給換算の考え方は甘いのです。

 

 

 

 

例えばあなたが5年間練習をして人前に出たとしましょう。


まず音楽に限らずどんな事業でもそうですが
最初は赤字ですし、無料での草の根活動から始まると思います。
自分1人の人件費を回せるようになるまでは
ある程度の時間がかかります。

 

 


ではこの時に今まで自分が練習や実績を積んだ年月も含めて時給換算してみて下さい。
おそらく練習時間やレッスンにかかった経費や楽器代金など計算したらとんでもない額になると思います。

 

 

 

 


どの事業でも副業でも
ほとんどの人が脱落していくのはここに理由があります。
これだけの時間をかけたのに、時給に換算したらたった数十円とか

これだけ準備をしたのに1時間の演奏でたったこれだけとか。

 

 


会社に勤めをしていると
完全歩合制以外は仕事をしていようがしてなかったにしろ給料が発生します。
アルバイトやパートも多くはそう。 

 

 

あとは残業代という考え方など
自分の労働力をお金に換算して
時間という物差しで測るので
大事な仕事の価値やクオリティの良し悪しに対して感覚が鈍くなるのです。

(皆んながそうとは言いません)  

 

 

 

そもそも人間の脳が楽をするように出来てますので同じ金額で同じ労働力を払うなら
時間が短い方がいいと考えるのが普通です。

 


その感覚のまま、音楽や芸術などの
お客様の価値感や自分のクオリティで
金額が0〜何十万にもなりうる大きく変動されてしまう業界で
お金にしようと思うと

一定の期間や時期が来るまでは
費用対効果なんて合うはずがないんです。

 

 


それまでは
スタートアップの記事でも書きましたが
価値と実績を積んで磨き続けていくのです。

 


ミュージシャンや芸術家などの特殊な技術職なんて報酬になった時には
既にブラック企業サビ残状態ですよ笑

 

 


なので事業をやろうとか、副業を作るにしても
報酬を得てもないうちから
基本的に時給換算するのはそもそもナンセンスなんだという事を
覚えておいてもらいたいです。

(まぁ下手なうちからお金を頂く方法もありますけど。)

 

 


逆に考えればコアファンができて
あなたの芸術性に価値を置いてくれる人がいたとしたら
あなたが適当に考えた曲なんかでもありえない金額のキャッシュになります。

 

 


最小の労働力で最大の効果を生むことができます。
ラクをして稼ぐってぶっちゃけその段階まで来たら出来ると思います。
ただ結果は相手の価値観に委ねられてしまいますが。

 

 

 

なので何度もいうことですが
最初はお金にならなくても
価値を磨き続けて影響力や信頼、実績を積んでください。
そしてそれをお金に換えていけばいいんです。

 

 

 

自転車と一緒で最初は自分の体力でペダルを漕ぐんです。
スピードが出たら自動化しますから。


むしろその最初の重たいペダルを漕げるジャンルが
仕事にする事ができるジャンルですから。

 

 

 

 


焦る気持ちもわかりますが
最初から費用対効果を考えるのは
甘く見過ぎていると言わざるを得ません。

お金は信用の数値ですから
まずは信用をつくることから始めて
お金は後から必ず付いてくるので
やり続ける事が1番の近道とも言えるでしょう。

 

 


では今日はこの辺で!