音楽の錬金術師~MusicAlchemist~

音楽を仕事にする!音楽で稼ぐ方法や業界の話や仕事としてのとらえ方を独断と偏見と稼いだ経験から伝えます。

楽器が上手くなる最短練習方法

楽器が上手くなる最短の練習方法

 

 

皆さん楽器を練習するにあたってなかなか時間が取れなくて困ったことありませんか?
今回はそんな皆様にプロ直伝の上手くなる練習方法をお教えします。

 


もしかすると無意識にやっている方も
多いかもしれませんがぜひご一読下さい

 


練習と時間の関係


あなたは練習をしていて上手くなったと感じる瞬間はありますか?
おそらく初心者の頃は特に感じやすかったのではないでしょうか?
そして年数を重ねるたびに
どんどんと上手くなったと感じる瞬間までに時間がかかると思ったことありませんか?

 

 


私はあります(笑)

 

 

 

そんな時皆さんはどういった練習をしているでしょうか

 

 

実はこれは人間の慣習の法則に則ったもので、
できることが増えていくと人はできることが当たり前だと感じていきます

 


初心者の頃全てが新鮮ですのでどんどんできていくことが楽しく思えたでしょう。

 


しかし熟練している方ほど最近なかなか技術が上がらないなどの悩みを抱えやすくなると思います。

 

 

そして
基礎練習、曲練習、自由練習などいろいろあると思いますが
どの練習にも共通して言えることがあります。

 

 

 

上達方法にも意識の仕方がある。

 

 

それは意識をして練習しているか?です

「何を当たり前のことを」と言われるかもしれません。

 

 

皆さん確実に意識をして練習をされているのですが
実は意識の仕方に上手くなる秘訣があります。

 

 

それは社会人でよく勉強するPD CAサイクルの応用です。
まずそもそもPD CAサイクルとはなんぞやという事ですが

 

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Plan (計画)
Do (実行)
Check(確認)
Action(改善)

 

以上の中でこなしていき
初めに戻るものです。

 

 

実はこれを練習方法に取り入れるととても効率が上がります。

 

 

よくあるのがまず楽器を持った途端に
音を鳴らしたくなり
弾き慣れている手癖のフレーズを弾いてしまうことありませんか?

 

 

その後はやりたい曲をやっているうちに時間が過ぎて行き
やらねばならない曲や基礎練習がおろそかになる。

 

 

・・・みたいな

 

 


はっきり言いますと目的を持たない練習は練習ではありません!
指導をしていて計画から出来ていない人が多いということに気づきました。

 

 


練習する時はまず何を今日は何をするのかを決めることが大切です。

 


目的もないのにただ惰性で練習をしていると言うのは
基本的に自分の手癖を強める反復をしているにしか過ぎません。

 

 

 

またこの手癖もちゃんとした目的を持ち

丁寧に築き上げたメソッドなら構いませんが
大抵はお気に入りのフレーズをなんとなく癖にしたものでしょう。

 

 実践方法

 

1.まずは今日何をするのか計画【PLAN】


どんな音を出したいのか、どんな事を出来るようにしたいのか
まず考えて、その為に次にどのようにするかを考えます。


ここでのコツは出来る限り細分化することです。
スピードが必要なのは自分のできる速度まで落としたり
イメージを膨らませるのもこの項目になります。

 

 


オリンピック選手でもイメージトレーニングがするくらいですから…

 

 

 

 

2.実行【Do】


計画で決めた事をやってみます!
ここで違うことをやり始めたりすると、本来やるべきであった目的が失われてしまいます。
自分の計画に沿ってイメージした表現ができているのかどうか
できるだけ丁寧に練習します。

 

 

 

 

3.【Check】


ここからがおそらく多くの人がおろそかになるところです。


自分の練習を録音したり記録したりしているでしょうか?


これができる人とできない人ではとても成長スピードが変わってきます。


音であれば録音、絵や絵画なのであれば写真を撮るなどして、実行しているときの自分とは違った目線で確認します。

 

 

 

何故かと言うと
計画を実行している最中は
何かをやりながらのマルチタスクの状態ですから
効果は半減します。


観客とプレイヤーは同時には成り立ちません
プレイヤーはプレイに専念する
観客の時は聞くことに専念しますから
やりながらわかっているものよりも多くの発見が見込めます。

 


そしてチェックの項目では
まず最低でも

 

 


1.自分が計画通りにできたのかどうかを確認


2.自分の計画に沿って成功したのか成功してなかったのかを見ます。

 


そして成功している時も失敗している時もどんな状態だったのかを必ず確認しておきます。

 

 

要は失敗の条件と成功の条件を記録しておくことで

二度と失敗の条件と同じことをしないようにするためです。

おそらくこれがわかっているとわかっていないでは1番差が出るところです。

 

 

上級者には失敗する音の出し方もわざとやらせたりして

その感覚にはもっていかないように指導することもあります。

 

 


4.改善【action】


そしていよいよ最後は改善です。
自分が目的に沿って行動し成功したもの、失敗したもので
どう改善すれば良くなるのかどう改善して失敗したのかなど考えてやります。

 

そしてまた新しく計画を立て

実践と確認改善を繰り返します。

 

 

 

このように社会人でもよく使われているPD CAサイクルを練習に応用することで
上達が望めます。

 

 

 

まとめ



上手くなる為に
何よりも人間の脳にとって必要なのは
成功してるイメージや
成功体験の積み重ねを癖をつけることです。

 


これを誤った練習方法や適当な練習方法繰り返していると
下手になる為の練習をしていることになってしまいます。

 


なので失敗したらやり方をすぐ変えましょう。


執着して頑張ろうとする人がいますがそれは無意味です。


失敗を失敗と認めなければ失敗を繰り返しているうちに

それが習慣となってしまってどんどん下手になってしまいます。

 

 

逆にうまくいったときはその感覚を何度も何度も反復して成功させましょう!

 

 

大事なのは必要な場面で必要な力を必要なだけ

り出せるコントロールです。

 

 

たまたま勢いやテンションでうまくいったとしても再現性がなければ
意味がありません。

 

 


練習は自分でやりたいときにやりたいことを必要なだけ出せるようにする訓練の場です。つまりコントロール力を鍛える時間なのです。

 

 


そして

プロとはそのコントロール能力があって
常に一定以上のパフォーマンスを私たちに見せてくれるわけです。

 

 

 

ですので練習をするときは必ず目標を持ってそして確認をして改善をするこれを繰り返していくだけでもあなたの音楽ライフは見違えるものになっていくでしょう!

 

今日はこのへんで!