ミュージシャンが人前で緊張しない方法
緊張を防ぐ
緊張は体がこわばってうまくコントロールできない状態をいいます。
それによって思い通りのパフォーマンスを発揮できず悔しい思いをされたことが皆様も一度は経験したことでしょう。
私もいまだに1000人以上の前で演奏した時よりも20人の前で緊張することもあり数の問題ではないのかと疑問に思うこともあります。
そもそも緊張は
恐怖に対する反応として起こります。
そしてわれわれ人間は未知のものに対するものを
恐れと認識することが多いです。
なので
演奏前の緊張感はこれから会うお客様や環境が未知のものという認識が強い状態なのです。
未知に対する感情では
ポジティブな反応とネガティブな反応があり
ポジティブな反応ではまだ起こっていないことを妄想しワクワクします
逆にネガティブな場合は起こってもないことを考えて怖くなっています。
つまり緊張状態には2面性があって感情のコントロール次第なのです。
逆に適度にいい緊張ができた人はいつも以上のパフォーマンスを発揮します!!
対策
- ネガティブなことが起こらない状態へもっていく
- ネガティブなことが起こった場合の行動準備をする
- ネガティブな状態を無視して行う
対策としては
1.ネガティブなことが起こらない状態へもっていく
が上策ですが
タイプによっては
2.ネガティブなことが起こった場合の行動準備をする
や
3.ネガティブな状態を無視して行う
が適している人もいます。
考えすぎて何からやっていいか分からなくなり動けなくなる人は3の無視して結構するのが良いですし
少しでも懸念があると動けない人は2の起こった場合の行動を決めておくと良いです。
そもそも緊張は悪い感情ではないですし
我々の保身プログラムです。
そして緊張を悪く捉えている方は
これから行う事が
ネガティブな未来が起こる方を強く信じている状態
の人です。
なので思い込みなんですね(笑。
緊張のタイプ
また、緊張と大きく2種類に分けれて
過剰タイプと不足タイプがあります。
これもタイプによって未然に防ぐ方法が違います。
・過剰行動タイプ
緊張すると放り投げるように無茶苦茶やり過ぎてしまう人。
・行動不足タイプ
緊張すると普段より思った様に力が入らず、何も出来なくなる人。
過剰に行動するタイプの方はそこをなんとか乗り切ろうとする肉食系に多いです。(笑)
逆に行動が不足してしまうタイプの方は
保守や現状維持により均衡を保とうとするタイプです。
過剰にするタイプは極度の緊張で
本番で出来もしない事をいきなりやろうとしますので、いかに準備を増やして自信を持ってできる場面を増やすかが大切になります。
行動不足してしまうタイプは
思い切ってやってみる場面を私生活においても増やす事をお勧めします。
結構、練習時にも間違えると手を止めたりするタイプが多いです。
どんな時も本番は止まってくれませんので練習時から手を止めてやり直す練習をせず
通し練習なら間違えても一曲を通すというルールを決めてやり切ると良いでしょう。
まとめ
・緊張はそもそも防衛反応なので悪いことではない。
・緊張は未来に対するネガティブな思い込み
・対策としては事前準備がいい
・自分が過剰行動か行動不足かを知り対策を練っておく。
ただ繰り返しますがいい緊張は逆にいいパフォーマンスを発揮します!!
精神論のようですが
心の状態で緊張は味方にも敵にもなります。
自分の心をコントロールするために何をすべきかを選択していくとよいでしょう。